ロンドンから わずか35kmほどの丘陵地の高台に位置する
ポレズデン・レーシーからの眺めは 景観の美しさでは定評のあるサリー州の中でも 最も素晴らしいと称賛されています 彼女が このカントリー・ハウスの最後のオーナーでした(1906年から) スコットランドでビールの醸造で大成功をおさめた 博愛主義者で億万長者のマーガレットの父ウィリアムから 結婚が決まったお祝いにプレゼントされたお屋敷でした マーガレットはこのカントリー・ハウスを 当時の政界の社交の場として提供し 献身的に政財界の接待役を担っていきます (日本で云えば料亭政治の女将のような…) 現在見学できる邸宅は 1824年に完成し さらに1906年から3年間 グレヴィル夫妻が大改築したものです (設計は有名なリッツ・ホテルを手掛けた建築家でした) 中に入ってみましょう マーガレット・グレヴィル夫人はここでゲストを迎え~ 隣のダイニング・ルームにご案内したのでしょう 夫人は特に古いシルバーにこだわっていたようです(こちらはデザートのセッティング) 銀食器・磁器のみならず ロンドンのアンティーク・ディーラーを通じて 絵画や家具などを集め…すばらしいコレクションで満たしていきました 2階に上がっていくと…色々な部屋が見学できます 書斎(Sutady & Libraly)…動画のみで写真は撮り忘れました 夫妻とゆかりの方々の写真もたくさん飾られていました 夫妻…特にミセス・グレヴィルの並外れたセンスのよさと ホスピタリティー(おもてなしの心遣い)は 政界ばかりでなくロイヤル・ファミリー)との親交にも繋がっていきました そんなご縁で…1923年 現エリザベス女王のご両親が このハウスで ハネムーンを過ごしたのです 私が最も興味を持ったのは この部屋だけは何故か…ロープが張ってあって中に入れません ジョージアンスタイルのティーセット ソファーの横のティーテーブルには「スコーン」が… ここで女性人達は… 今で言うガールズ・トークに花が咲いたのではないでしょうか! コーナーを曲がると~ Billiard Room・ Smoking Room ・Gun Roomと続きます ビリヤードをしながら…どんなお話をしたのでしょうか? そんなことを想像しながら…次はガーデンに出てみましょう 続く…
by karibu-chai
| 2010-12-09 02:10
| イギリス
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Comments(10)
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flyrobin at 2010-12-10 03:57
こちらの記事から行った気にさせていただきました 笑。
karibu-chaiさんらしく、丁寧に紹介なさってますね。。 もう少し暖かくなったら、私も行ってみようかな。 この近くにお茶する所はありましたか?
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karibu-chai at 2010-12-10 16:22
ロビンさん、こんにちは~
コメントありがとうございます。 ミセス・グレヴィルがお住まいだった時、特にお好きだった フランス料理をこだわりのシェフに作ってもらい、 お客様にお出しするため、材料もほとんど敷地内で栽培されて いるものを使用されたようです。 今でも近くで採れた野菜や卵など…ショップで販売されていましたし、 ハウス内のカフェでは、そんな材料を使ったランチもいただけます。 勿論お茶もできますが、カジュアルな感じのものです。
今日は~♪
18世紀の建物でも もっと古い時代の様な感じがしますが・・・ きっちり家具類も什器入ってるのですね。 こんなティー・ルームでお茶してみたいです。 往年はここで紳士淑女の賑やかなお喋りがあったのでしょうか。 ビリヤードも楽しそうです^^ って昔の女性は遊ばなかったのですか?
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good-kai at 2010-12-10 17:45
こんにちは~
こちらへ行くにはちょっと交通の便が悪いのでしょうか。 とはいえ贅をきわめたお住まいはかなり一見の価値がありますね。 見て回っているうちにタイムスリップして楽しんでしまいそうです。 貴族の方々の暮らしぶりが想像できますが その優雅さをせめてお茶時間ぐらい、マネてみたいです。 カリブチャイさん、よろしくです~^^ 秋の軽井沢で英国のマナーハウスをモデルにしたガーデンを 見てきました。 次回のガーデン拝見が楽しみです。 お寒くなりました、お風邪ひかれませんように。 イベント、楽しんでください。
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belgium44 at 2010-12-10 18:11
karibu-chai さん、こんにちは~♪
素晴らしい建物ですね~!の一言に尽きます~。 和洋問わず、古い建物が大好きなのでこの場にいるような感じに。。。。 今の建物は天井が低いように感じるのですが、 3枚目の画像の高い天井の開放感に見入ってしまいました。 建物も内装も調度品も素晴らしい! このような建物の中が撮影できるなんて嬉しいですね。 明日はクリスマスセミナーの第一回目ですね。 頑張ってそしてみなさんと一緒に楽しんでくださいね。 またレポも楽しみにしています。
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karibu-chai at 2010-12-12 23:35
加代子さん、こんにちは~
お返事が遅くなりごめんなさい…コメントをありがとうございます。 この時代は、女性はビリヤードは、どうだったのでしょうか? ビリヤード・の部屋の次はsmoking room/次はGunの部屋と 続くので、男性だけのものだったのではないかな~と思います。 お屋敷の中の調度品は、本当に素晴らしかったです!! ティールームでは、さすがに素晴らしいティーセットなど 紅茶周りのアンティーク達がセットされ、ワクワクしながら、 見学しました。
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karibu-chai at 2010-12-12 23:49
カイトママさん、こんばんは~
お返事遅くなって、ごめんなさい… コメント、ありがとうございます。 ナショナルトラストの管理地は、大体が地の利の悪い ところにありますね。 バスが出ているところもありますが、ここは無理でした。 TAXでしたが、ご一緒して下さった方もいたので…良かったです。 10月半ばのガーデンは見ごたえはNGでしたが、 6月頃~は、バラが美しい季節ですね
ロンドンからそう遠くないところにあるというのが
いいですね。私も行ってみたいな。
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karibu-chai at 2010-12-13 14:17
さおりさん、こんにちは~
コメントありがとうございます。 お返事遅くなりごめんなさい。 3枚目の写真は、2階までの吹き抜けのセントラルホールです。 玄関を入って此処でお客さまを迎えたそうな… そんな光景を想像するとワクワクします。 撮影OKでも中々上手く撮れなくて… さおりさんの腕と一眼ならきっとperfect!! 私もいつか~ゆっくり出来るスケジュールの旅がでいるようになったら、 チャレンジしたいです。 クリスマスセミナーの応援ありがとうございます。 一昨日、1回目が無事終わりました。 明日また2回目。今準備中で~す!!頑張ります!!
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karibu-chai at 2010-12-13 14:18
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