ほんの100年前は…
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2月に入って…
東京五輪・パラリンピック組織委員会のM会長の女性蔑視発言騒動は…
世界中の注目の中…2週間かけ 新しい会長が選任されて
一応落ち着いた感がありますが‥


この事件‥
イギリスのBBCニュースのInstagramでもいち早く取り上げられ
世界中の関心の高さを感じたのですが…

そんなイギリスでさえ…
女性の権利の象徴・「参政権」が条件付きながら得られたのは
第一次世界大戦末期の1918年・まずは30歳以上の戸主女性のみに…
その後~真の男女平等(21歳以上)の普通の選挙権を獲得したのは1928年でした
(ちなみに…日本は1945年)

2017年イギリス映画「未来を花束にして」
1912年頃の、女性参政権を巡る女性の戦いを描いた映画です
(↑サイトを開いて…予告編を観るをクリック)

別の公式サイトは…★こちら




日本は政界等を見ても
男女平等・Gender Equalityが
世界の状況から~大分遅れているのは確かでしょう…
しかし
議会民主主義の先進国イギリスでも
ほんの100年前までは女性への偏見はひどかったのです


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昨年11月にのカリブチャイのセミナーのテーマは
「ヴィクトリア時代の女性を取り巻く環境」についてでしたが
★★★…過去記事


ヴィクトリア時代の女性は、一旦結婚すると
女性の財産全て夫のものとなり、管理されるといった
不平等が存在していたのです

その後1870年と1882年の法改正で
労働者階級の妻の権利を守る『配偶者扶養法』が制定されます

 丁度その時代…1860年代のJ=S=ミルの提唱から
女性参政権を要求する運動が始まったので
獲得するには半世紀以上を費やしたことになりますね…



過去の世界の歴史を見ても
女性の権利が認められたのは、ほんの1世紀ほど前からで
その後…いかに真の男女平等が進められてきたのか?は
世界の国々~その国の事情で様々のようですが

日本はこの機に~「雨降って地固まる」
新たな本当のスタートとなって
世界に発信できるように頑張ってほしいと思います





by karibu-chai | 2021-02-20 00:40 | 出来事 | Comments(4)
Commented by nonkonogoro at 2021-02-22 10:17
女性の参政権について
私もデータを見てみましたが~

記憶に残っているのでは
スイス 1993年が 遅くてびっくりしました。

北欧は 早かったですね~



Commented at 2021-02-22 12:58
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by marucox0326 at 2021-02-22 23:59
こんばんわ。

私も「未来を花束にして」観ましたよ。
女性が、男性と対等な権利を得るという意味も分からず、
男性依存が当たり前に教えられ育てられていた時代の女性たち。
彼女たちの戦いの末に今がある事を改めて教えられました。

私の英会話の先生の一人は若いケニア出身の女性なのですが
日本の議会では、女性議員は10%に満たないことに驚いていました。
ケニアは30%で、クウォータ制も導入されているのに。その時に
私の英語力では力不足なのでちょこっとだけ、調べたんです。
日本が先進国の中でも極端に少ないということを。その後に森発言が。。。。
これをきっかけに、女性の活躍がもっと加速するといいですね。
Commented by karibu-chai at 2021-02-23 16:51
marucoxさん~♪

marucoxさん、この映画ご覧になったのですね…
この映画が上映されたのが2017年で、
翌年はイギリスで条件付きながら、女性の
参政権が制定された年から100年経つ…
そんな記念を込めて制作されたんだろうと
推察されます…

marucoxさんの英会話の先生のお一人は、
ケニアの方なんですね‥発展途上の国で
さえ、女性議員30%を占める…日本は
お話になりませんね…でもそれが日本の現実。

これを機に…本当に永田町の頭硬いおじさん方、
しっかり勉強してchanging mind してほしいものです。
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