ビスケットウォーマー(ビスケットボックス)
ビスケットウォーマー(ビスケットボックス)_c0079828_0543582.jpg

「アフタヌーンティー」・午後のお茶会・はヴィクトリア時代(1837~1901)に急速に広まりました。それまで、貴族や一部の上流階級のものだった 「お茶を愉しむ」 と云った
「喫茶の習慣」が、中流階級や一般の人々の間にまで 広まって行ったのです。
それに伴って、紅茶周りの様ざまなウエアー・とりわけシルバーウエアーはメッキ技術の進歩により、それまでのスターリングシルバー(純銀)より手ごろな価格の「Silver Plated」の製品が、数多く作られました。

この不思議な形をした「ビスケットウォーマー」もその一つです・・・ 

ビスケットウォーマー(ビスケットボックス)_c0079828_12949.jpg




ビスケットウォーマー(ビスケットボックス)_c0079828_1322229.jpg












ビスケットウォーマー(ビスケットボックス)_c0079828_1123042.jpg

最近、専門書などに写真入りで紹介され、コレクターの間で、人気のあるアンティーク
シルバーなのですが・・・その使い方は、色々説があり、実際のところ、あまりよく
分りませんでした。
最近、「THE BOOK OF TEA」の本に、ヴィクトリア時代(1900年ごろ)の、優雅な
ガーデンティー風景で、この「ビスケットウォーマー」が載っている写真を見つけました。
焼きたてのビスケットを、これに入れて運び ティーフーズとして愉しんだのでしょう・・
勿論、ガーデンティーのみではなく、ティーのテーブル上でも活躍したものと思われます。


ビスケットウォーマー(ビスケットボックス)_c0079828_1341269.jpg

こちらの写真は 伝統的なスコットランド地方に伝わるティーのセッティング。
このテーブルにも、筒型をした「ビスケット・ボックス」が載っています。



      
by karibu-chai | 2007-05-10 01:48 | antiques/vintage | Comments(4)
Commented by hiro-schon at 2007-05-10 20:04
やはりこうやって使うものなのですね。
いろいろと説があって、皆さんにご説明するのに苦労したので、自信がもてます。
しかし、実際入れるとするとすごく小ぶりな物しか入らないから、
それを作るのに苦労しますよね。
Commented by karibu-chai at 2007-05-11 00:39
hiro-schonさん、こんばんは。
本当に、お道具を見せたい!という感じの、非実用的な、装飾重視の
シルバーウエアーですね。
結構重いし、誰が考えたのかしら?摩訶不思議なものです・・・
でも、何か魅力的な雰囲気があり、ティーのテーブルにこの
ウエアーがあると 確かに存在感があり、華やぎますね・・・
Commented by AoimikanM at 2007-05-11 18:35
karibu-chai さん、こんばんわ。
先日はお世話になりました!

この道具、とっても好きなんですが……使い勝手がどうも……。ですね。
でも昔のデザインのままずっと残っているという事や、華やかな装飾食器と思えばやはり欲しい分野には入ります。
karibu-chaiさんはご使用しているのですか?
小さな小さなサンドクッキーなんか合いそうですね。

*ねね
Commented by karibu-chai at 2007-05-12 02:06
ねねさん、こんばんは。いつもコメント、ありがとうございます。
これでもか・これでもか~・・・と思うほど、色々な凝ったものが
たくさん作られた、ヴィクトリア時代。
私はまだ、この「ビスケットウォーマー」 使ったことはありません。
おっしゃるとおり、実用的なニュアンスではなく、装飾的な意味合いが大なシルバーウエアーですよね・・・重い割には、容量が小さいですね。
もっとも、ティーフーズは手でつまめる上品な大きさが主流ですから、
小さな 小さなサンドクッキーなんて、いいアイディアかも知れませんね。

<< 「母の日」によせて・・・ アイスバーグ >>