ドイツの紅茶事情・・・その2
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以外にも「茶」に対してこだわりのある国であると、前回のブログでご説明したドイツですが、
全体からみると、やはりまだ「コーヒー」と「ビール」の方が一般的なのは否めません。

ところがドイツ北部、オランダとの国境近くのーダーザクセン州の東フリージアを中心とする地域では、例外的に多量の紅茶が飲まれています。
(首位のアイルランドに次ぐ年間2.6kg位の消費量。ドイツ全体では国民1人当たり
250gほど。ちなみに日本人は「緑茶」を含めると約その5倍の消費量)

アンティーク関係で、名前だけはよく聞いたことがある「ハノーバー家」はこの地の
出身で、1714年以降ハノーバー家のジョージ1世~4世までイギリスの歴代国王と
なっていて、北ドイツとイギリスの関係も密接でした。
当然当時の紅茶文化も、この地に定着したのです。

それを証明するかのように、この地には「紅茶博物館」があるのです。








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この東フリージアだけでも数種の紅茶メーカーがあります







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当時の紅茶専門店の再現・・・











そしてこの地方独特の「オストフリースランド式」の紅茶のセレモニー

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先ず小さめのカップに「クルンチェ」と呼ばれる氷砂糖をいれ、濃いめの紅茶を注ぐ・・
その際氷砂糖が"パチパチ"溶ける音を愉しみながら、専用のスプーンで
ミルクを静かに入れ、雲のように浮き上がって広がる「薔薇の形」を愉しみます
そんなイメージから、ティーポットやカップには薔薇の花のデザインが多いのです

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東フリージアの街に出て見ると、カラフルなパッケージに入った紅茶が目に付き

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この独特な淹れ方&飲み方で愉しむ
ティールームが数多く見受けられました



2年前にデュセルドルフ在住のSさんに案内していただき、珍しい東フリージアの紅茶体験を
することが出来ました
このミュージアムで独特のティーセレモニーでいただいた紅茶は、「アッサム」や
何と「ケニア」だったのです・・・
館内では、ケニアの茶園の模様をビデオで流しておりました
by karibu-chai | 2007-07-21 16:43 | 紅茶or紅茶周り | Comments(10)
Commented by belgium44 at 2007-07-21 23:14
karibu-chaiさん、こんばんは~♪
ドイツ全土では、まだ珈琲やビールのほうが一般的でも、(特にビールは
そうですよね)、北部の東フリージアでは紅茶の消費が多いのですね。
一番多いのは、イギリスではなくアイルランドだったのですね、また新たな知識が・・・
なるほど・・・北ドイツとイギリスの昔の関係からだったのですね。
東フリージアってはじめて聞きました、北部というとハンブルグかリューベックくらいしか
知りませんでした。
そしてこの紅茶館、とても面白く興味をひくところですね!
館内の紅茶の缶や袋や当時の再現に釘付けです!
独特の紅茶の淹れ方も面白いですね。
紅茶って、東フリージアのような淹れ方や、ロシアのようにジャムだったり
本当に色々で奥が深いものですね!
Commented by karibu-chai at 2007-07-22 23:00
さおりさん、こんばんは
この東フリージアは、紅茶に関しては、とても珍しい状況だと思います。紅茶に入れる氷砂糖も色々な種類があり、そんな展示もありました。
砂糖は昔、大変貴重な・高価なものでしたが、どうしてこの淹れ方で氷砂糖が使われたのか、それも興味深いところです。
食文化と同じく、生活と密接な関係のあるお茶の習慣ですが、その国を知る上でも、大事な側面ではないかしら・・・日常茶飯という言葉どおりに・・・
Commented by hiro-schon at 2007-07-23 12:18
またもや懐かしい風景。二人で行ったドライブを思い出すとうるうる状態です。
結局あの後、4回目の訪問ならず、あの茶器は我が家にやってきてません。
アンティークではないですが、やはりkaribu-chaiさんのお言葉通り、
こういった「縁」ってありますよね。勉強になりました。
Commented by AoimikanM at 2007-07-23 13:10
karibu-chaiさん、こんにちは。
ああ〜懐かしい!!! フリージアの美しい景色や茶色い煉瓦の町並みを想い出します。
私もフリージアに滞在したとき、初めてクルンチェを入れた紅茶を戴きました。
親戚の友人のお家だったので専門的な方ではないのですが、薔薇模様の事や、パチパチという音は「紅茶のさえずり」って教えて戴きました。
日本はどうしてもカフェ的な分野から一歩出て来ない茶葉の歴史や文化、、、。
こうして拝見したり、コメントなどで経験を語れると言うのは非常に貴重な時間になっています。
いつも素敵な記事をありがとうございます。

*ねね
Commented by karibu-chai at 2007-07-23 23:50
hiro-schonさん、懐かしいですね~。捻挫してあまり歩けない私を、本当にフォローしてくださり、あんな遠いところまで連れて行ってくださいました。本当に、所変われば何とやらですが・・・色々なお茶の淹れ方・飲み
方があるものですね・・
又いつかご一緒に、新鮮な体験をしたいものです。





Commented by karibu-chai at 2007-07-24 00:00
ねねさん、こんばんは。
ねねさんも、フリージアに行ったことがおありなんですね~それにこのステキな淹れ方で、紅茶を召し上がったんですね。
「紅茶のさえずり」・・・なんてステキな表現でしょう・・・

Commented by takumi-chacha at 2007-07-24 13:17
こんにちは
紅茶の文化も国ごとに特色があって面白いですね。
歴史があって培われていくのでしょう。
中心都市の専門店に行かないと 茶葉を選ぶことも不可能で種類が
ティーパックの方が多いのがこの地の現状です。
お茶売り場の1割にも満たない紅茶さんたち・・・。
たくさんの紅茶アイテムがずらーっと並んだのを見るだけで興奮します。
Commented by tea-tea-chai at 2007-07-24 21:24
クルンチェを入れた紅茶のパチパチという音、聞いて見たいです。
それに、薔薇模様の茶器や、薔薇の花に見立てたクリームの模様・・・素敵ですね。
ドイツの紅茶文化のまた違った一面を教えて頂きました(^^)
ありがとうございます☆
紅茶文化を体感する旅って楽しいですよね。
いつか、ドイツへも行ってみたいと思いました。


Commented by karibu-chai at 2007-07-24 21:51
takmi-chachaさん、こんばんは
広島では「紅茶」に関しては中々選択肢が少ないのかも知れませんが、
お好み焼きとかの関連グッヅは、こちらにないものがいっぱいあるのではないかしら?
「お茶」全体からみると「紅茶」は世界でどんな位置にあり、又その国・その土地で、どんな淹れ方・飲み方なのか?もうキリがないほど・・・たくさんありますね。
最近では「・・・・茶」という????お茶が多いので特にね・・・
Commented by karibu-chai at 2007-07-24 21:57
tea-tea-chaiさん、こんばんは・・
実際ドイツに行ってみて、紅茶に関して、結構こだわりのある国なんだと分りました。
紅茶を淹れるお湯の温度が、アッサムなら何度・・というように、茶葉の種類で適温は?という説明つきで、お湯の温度計が売ってました。
温度計の先っぽに、可愛いティーポットがついているの・・・
勿論買ってきましたよ・・
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