LE TRAIN （ル・トラン）

箱根・ラリック美術館には、特別展示　「ル・トラン」があります。




アガサ・クリスティーやマレーネ・ディートリッヒなど・・・世界中の人々を魅了し続けた
「オリエント急行」・・・　　　実は、私も「オリエント急行」に乗るのが夢なんです！
この美術館の館長さんがオークションで落とした　この「コートダジュール号」は、
1929年に造られ、6年前まで現役で、フランスのリヨン駅から出発していたとか・・・
何処の港か忘れましたが、はるばるフランスから船で日本に輸送され、
くねくね・・・・箱根のお山を無事に上がり・・・この美術館に展示されたとのこと・・・









ポストカードで・・・（ちょっと見づらくてごめんなさい）

この展示されたサロンカーの内部はラリックの150枚以上のもの華麗なガラス・レリーフで
彩られ、重厚なマホガニーをふんだんに使って造られています。
そのため、重量は32t。現在のものは、10tほどだと言いますから、いかに贅沢な造り
だったことがお分かりでしょう・・・
この車両は、乗客がくつろいでお酒などを愉しむ「サロン」として使われたようです。
この立派な椅子は、後から運びいれたものではなく、家具職人が材料を持ち込んで、
車両内で丁寧に造ったものであると聞かされ・・・これもびっくり！！

私達は、この約80年前のオリエント急行のサロンカーの中で、夫は珈琲、私は紅茶で
美味しいデザート付きのティータイムを愉しみました。　　いつか・・本当に走っている
オリエント急行に乗ることも夢見ながら・・・
　　　　　　　　　　アンティークのオリエント急行内の素敵な体験でした

（公開時間10：00～17：00・所要時間45分：定員20名・料金お一人￥2,100）
　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊＊＊＊　予約制　　＊＊＊＊＊


ちなみに、この写真は去年（2006年9月）イギリスに買い付けに行った折、遭遇した
世界遺産の街Bath（バース）の「Bath　Spa駅」で偶然停車していた「オリエント急行」



食堂車のようですが、窓辺に見えるテーブルランプは、ラリック美術館で体験した
サロンカー内のテーブルランプによく似ています！！
（ラリック美術館でのサロンカー内のテーブルランプは現代のものだということでした）
　　　　・・・・列車の揺れにも耐えうるようにと、結構重く作られていました・・・・