大正10年7月生まれの私の母は 今年で87歳
同じ敷地内で廊下伝いに住んでいます 私が小学校の時 盲腸で入院したくらいで お蔭様で 病気らしい病気もせずに・・・ 自分の身の回りのこともひと通り~できるのですが ここ数年ちょっと耳が遠くなりました 20年前父が亡くなってから始めた英会話 お教室にも通いながら・・・ 毎日 ラジオの「基礎英語」も欠かさず聴いています 何十年も前から始めている俳句を整理し 父の13回忌の折 母の兄・と一緒に出した句集 日々折々の自作の俳句を綴っています 母にとっては初孫・・つまり私の長女が誕生した時に詠んだ句です この句は私も大好きで よむ度に その日のことが鮮明に思い出されます 最近始めた「書」のサークルで 自分の句をしたためた短冊・・・ 「梅雨晴れや 八十路の手習 初めたり」 それは「白内障」の手術です 9月3日に先ず左目。一週間後の10日に右目。 「自分の顔が皺やシミで こんなに汚かったの~」と・・・云うくらい よ~~く見えるようになりました 「手術」は20分位の簡単なものでしたが 術後の検診等・・ 何度も眼科に付き添って行くたびに 色々な話をしました そんな時 私が昭和24年8月に「帝王切開」で生まれた話しになり・・・ (私の育児日記の最初のページを 父が感謝を込めて書いたもの・・・予定日を一ヶ月近く過ぎても生まれなかったので 大変心配し 無事生まれた時は涙を流して先生にお礼を申し上げたそうです・・・) 当時は戦後間もない時で 勿論冷房設備もなく 入院しても食事も出なかったので・・・母の母(私の祖母)が病院で煮炊きし 父も病院から出勤していたそうです・・ 8月の盛夏に一ヶ月も 冷房のないところで入院していて 動けないので 枕元に水の入った洗面器を置き そこに手を入れて涼をとったのだとか・・・ どんなに暑くて大変だっただろう・・と初めて聴いた話に驚きました 母にとって最初の大きな手術は 私を産む「帝王切開」だったのです そして愛情深く育ててくれました・・・ 改めて・・・ 大変な思いをして産んでくれた母に感謝する気持ちでいっぱいになり 視力検査をしている母が にじんで見えなくなりました・・・ 改めて・・・ 元気で長生きして欲しいな~と思います
by karibu-chai
| 2008-09-18 01:39
| 大切なもの/大切なこと
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Comments(24)
karibu-chai さん。おはようございます。
お母様。2回にわたり目の手術をなさったんですね。 私の母は術後、「ガスの炎ってこんなに青かったのね。」 と言っていたのを思い出します。 それにしても、お母様、20年前に英語をスタートしたんですね。 それに書のサークルで書いた短冊の字の美しさ、なんでも 意欲的になさる方なんですね。 本当に元気で長生きしていただきたいです。
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karibu-chai at 2008-09-18 09:47
maribabaさん、いつもコメントありがとうございます。
maribabaさんのお母さまもお元気でしょうか? 白内障の手術は、現代では進んで、手術ともいえないくらい簡単になりました・・・入院もせずに日帰りで、目薬を2時間おきにつけたり、結構気を使うケアーをしなければなりませんでしたが、傍に住んでいますと色々目が行き届いて、お互い良かったな~と思っています。 一人暮らしの老人が多い昨今・・こうして娘とつかず離れず・・スープの冷めない距離で暮らせることは、夫の理解も大きな因をなしています。 考えればこの世の中・・感謝することばかり・・色々な人々のお蔭で 暮らさせていただいていますね~ 母も私が傍にいることで、安心して好きなことが出来るのだと思います。 お互いいい循環ですね・・母が元気だから私も元気で好きなことが出来るし・・・ そう思って・・(夫が夕食いただかない時など・・ちょっと面倒くさい時もあるけど・・・) 母のための夕食作りも、父が亡くなってからず~っと続けています。
お母様、お目が良くなられてほんと良かったです。母と娘、若いころと違って、なんとなく年齢の差が小さくなった感じで、ちょっと年上の親友?でしょうか。どうぞお大事になさってくださいな。
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karibu-chai at 2008-09-18 16:33
ティンカーベルさん、お久しぶりです~♪
色々いつもお世話さまです。 母のこと・・ご心配ありがとうございます。 自分の母は我がままが出るので、優しくできるかな~?というのが私の課題です・・・今回は以外にもそんなことはなく、しっかりケアーしなければ・・という思いでした。 世の中には介護生活が長く、先の見えない状況の中で、お世話する方のストレスも並大抵のことではないケースも多々聞いています・・ 我が母もこの先どうなるか?分りませんが、何とか色々な方法で、 自分も解放しながら、いい状態で母と向き合えたらいいな~と思っています。
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yoko
at 2008-09-18 20:00
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karibu-chai at 2008-09-18 20:41
yokoさん、こんばんは~♪
病院でお食事が出なくて、あなたにとって曾お祖母さんが病院で煮炊きをしていたこと、洗面器に水を張って、手を冷やしていたことなどは、初めて知りました。 入院といっても、今とは違う状況であることは、漠然とは理解できても、当然と考えていた、食事のことなどちょっと具体的にびっくりしたのです。 想像するとやっぱり大変だと思いませんか? 同じ敷地に暮らしていても・・・話しているようで、聞いていないこともあるのですね~
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kohaku
at 2008-09-18 21:13
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ご無沙汰しています。お母様の手術無事終わられて良かったです。年老いた親を前にすると色々な事が走馬灯の様に思い出されますよね・・・ それにしてもこれだけ色々なものを大事にとっておかれているお母様そしてkarib-chaiさん すごいですね・・・ 何よりも大事 愛情を感じる逸品ですね・・・ 自分がどんなに大変な思いでこの世に生まれ愛されて育ってきたかという事を知ると 更に母親がいとおしく思われ そして 感謝の気持ちで一杯になるという気持ちよく伝わってくる記事でした。少しでも長生きして欲しいですね・・・
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karibu-chai at 2008-09-18 22:37
kohakuさん、お久しぶりです・・・
コメントありがとうございます。 kohakuさんのお母さまもお元気でしょうか? ご心配いただきありがとうございます・・・ 私の父が66歳で亡くなったので、ちょっとそれが母には気の毒でした。 でも母をとても大切に思っていた、優しい父でしたから、母は幸せだったと思います。 幸い、同じ敷地という近い距離に住んでいるので、今回のようにケアーが必要になると、お互い安心ですね・・ 今回は、色々話が出来て、良かったと思います・・・
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神戸の犬好き
at 2008-09-18 23:39
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karibu-chaiさん こんばんは!
先日はお電話ありがとうございました。久しぶりにお聞きした お元気で若々しいkaribu-chaiさんの美声に、沢山ポジティブパワーをいただきました☆嬉しかったです^o^) お母様の術後の経過も良好でいらっしゃるようで、本当に良かったです。 素敵なお母様でいらっしゃいますね… お幾つになられても勉強を続けていらっしゃる前向きな姿勢や、 昔の品々を丁寧に保存されているご様子を拝見しますと、 さすがはkaribu-chaiさんのお母様でいらっしゃるわぁと感銘を受けました。 親からの愛情を、子供の頃には当たり前のように感じて過ごして いましたが、自分も年齢を重ねてくると私はこんなに慈しんで 育ててもらっていたのかと感謝の念が湧き出してきますね… お母様 くれぐれもお大事になさってくださいませ。 私もkaribu-chaiさんを見習って親孝行したいです。
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karibu-chai at 2008-09-18 23:54
神戸の犬好きさん、こんばんは~♪
こちらこそ・・先日は長電話でごめんなさい・・ 初コメント?・・・嬉しいです^^@ ありがとうございます~ 思い出の品々は、大分前に、母から譲り受けました・・・ 戦後物資の乏しい頃・・育児日記を綴ったノートも、随分紙質が悪く 時代を感じさせます・・・貴重ですよね~ 子供のためには命をも投げ出すのが親ですね~!その反対に、 親のために命を投げ出す子供はそういません・・その位、親は、 いつまで経っても、子供のことが心配ないのでしょう・・・ 犬好きさんも、ご両親さまがお元気なのでしょう? 親が元気なのは、子供にとっても幸せなことですね・・・
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at 2008-09-19 02:07
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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karibu-chai at 2008-09-19 08:22
鍵コメ02:07さま、
ありがとうございます・・・ 今回はこんなことぐらいで済んで、よかったです・・ 私の周りも皆さん色々な形で親と関わっており、大変な方もいらっしゃいます。自分もいつかは通る道・・・ そんなこといつも考えます・・ 本当にお目にかかりたいですね・・・
karibu-chai さん。こんにちは。
お母様のことお聞きしていましたが本当に良かったですね! 思い出のノート... 戦後間もない頃の手術のこと... 当時の大変さとお母様の愛情が感じられて胸が熱くなりました。 本当に感謝ですね! そして、何事に対しても学ばれる姿勢が素晴らしいですね。 「よ~く見えるように...」 なられてこれから楽しみが又増えそう~! 教わることがいっぱいで、私も元気を頂きました。 お大事になさってくださいね。
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belgium44 at 2008-09-19 17:39
karibu-chaiさん、こんにちは~♪
お母様の目の手術、経過良好で本当によかったです。 最近の白内障の手術は日帰りできると聞いていますが、それでも 手術前、手術、手術後の通院と、お母様にとっては負担で大変なことでしょう、 それに付き添うkaribu-chaiさんも、大変ですね。 でもお母様の「自分の顔が・・・・・」の発言、ある意味すごく救われたような・・・ 目はもう自分の命のようなもの、順番に両目の手術を終えて お母様の世界観、随分と今まで見難かったものが見えて・・・・・・ これで趣味の俳句や英会話、もっともっと楽しめますね。 うちの祖母も、これくらい前向きなら嬉しいのですが・・・・同じ歳だけに余計に思います。 karibu-chaiさんが生まれた時のお話、当時は前後数年で色々物も揃ってなくて大変でしたものね。 母と私の叔母(母の妹)が、当時の給食脱脂粉乳ですか、あれ辛かったみたいです。
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karibu-chai at 2008-09-20 00:08
cocoさん、こんばんは~
台風13号の影響はどうなのでしょう?大分雨が大降りになってきました。。。 いつもありがとうございます。 母のこともご心配いただき恐縮です・・・ 自分も母親になって大分経つのに、年老いた母から初めて聞いたことで、ちょっとびっくりでした。 英会話も中々上達しないけれど、お教室に通うのが楽しいみたいです・・・ 俳句は頭の体操。見るも・聞くも・感じるも・・・五感を研ぎ澄ませて、 五・七・五にまとめる訓練は、頭の体操ですよね・・・ それにボランティア活動も昔からやっています・・そんなお付き合いの ご友人も大勢いて・・・その方々のお蔭で活動でき、若々しくいられるのだと思います。ありがたいことだと思います。
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karibu-chai at 2008-09-20 00:22
さおりさん、こんばんは~♪
母のことご心配いただきありがとうございます。 おっしゃるように、術前・術後と何回か通いました・・・ でも命に関わるような病気でなくて、今回は日帰りで通院・・と 楽な、気持ちの上でも楽な付き添いでした。 さおりさんのお祖母さまと私の母と同じ年・・ということは・・・?? さおりさんは私の娘ぐらいのかんじでしょうか!! ま~若い方のお仲間に加えていただいて・・・ 改めて・・よろしくお願いしますね・これからも・・ 脱脂粉乳は、私も苦手で・・鼻つまんで飲みました・・・ でも戦後栄養失調の子供達がこれで随分助かったということですよ! 今は、食料が高騰で、満足にお腹いっパイ食べられない人も世界には 大勢いるのに、日本は廃棄する食糧もハンパでなく多いというのは、 絶対よくないと思います。 もっと、もっと大切なことを子供達にも伝えないと・・大人たちの責任ですね・・
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akkochan-sukisuki at 2008-09-20 00:59
カリブチャイさん、こんばんは(^-^)
とってもいいお話・・・心にじ~んと響いてきます。 温かな愛情は、温かな愛情へと繋がっていくんだと あらためて感じさせていただけました。 カリブチャイさんがどんなにか愛しみ育てられたか、 日記からとってもよく伝わってきます。 素敵なお母様の後ろ姿を写されましたね。 いつまでもお元気でいらっしゃいますように(^-^) 私も母に逢いたくなりました。。。
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karibu-chai at 2008-09-20 16:25
akkoさん、こんにちは~
昨夜は遅くにコメントを入れてくださり、ありがとうございました。 ひさしぶりで・・・嬉しかったです! アッこさんのお母さまもお元気でしょうか? 数年前に夫の母も、自宅介護ではありませんでしたが、病気療養の末、 みおくりました・・・ 自分の母には優しくできるかな?ワガママガ出てしまうので、 どうかしら?と云うのが私自身の課題でした・・・ 色々な病気で入院や、それこそ認知症などになったらどうなるかは 分りませんが、今回は母とゆっくり話したり出来て、良かったです・・ 私のような年代のものは親の介護やケアーが大きな課題です。 理想と現実は本当に違うと思います・・ 色々なことが又起こるでしょうけれど、かけがえのない母ですので、 元気で長生きできるように・・・穏やかに接したいと思います。
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at 2008-09-21 09:06
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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un-jour-de-fleurs at 2008-09-21 12:25
karibu-chaiさん こんにちは~♪
手術 無事終りよかったですね! だんだんと年老いていく親・・・ 本当にいつまでも元気でいて欲しいと 痛感しております。 お母様もくれぐれも無理をしないで、 足だけには気をつけて! くださいね。 家族って、本当にだんだんと大切になるんだな~と最近思います。
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karibu-chai at 2008-09-21 15:34
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karibu-chai at 2008-09-21 15:38
reeさん、こんにちは~
母のことご心配いただき、ありがとうございます。 reeさんと同じような境遇ですものね。。。痛感しますね・・・ 自分も遅からず・・必ず老いはやってくるので、身につまされますね・・ 家族皆が、お互いに元気で過ごせることが、何よりも幸せに感じます。
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jyoze-mama at 2008-09-23 06:38
初めてお邪魔致します^^
何時もreeさんやtea-tea-chaさんの所でお目にかかってます。 今日お伺いしましたらお母様の記事で・・・ 私の母はもう13年も前に亡くなってますがまだご健在で 最近白内障の手術をされたそうですが 良く見えるようになられて良かったですね~ それから貴女は帝王切開でお生まれになったそうで その当時のことですから大変だったことでしょう~ 実は私も24年生まれなんですよ~ 11月産まれだからあなたの方がチョットお姉さまになりますかしら? 何だかお同年と言う事で親近感を覚えお邪魔させていただきました。 私もアンティークなどが好きなんですよ~ これからまたお邪魔致しますので宜しくお願いしますね~♪
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karibu-chai at 2008-09-23 08:24
jyoze-mamaさん、おはようございます~♪
初めまして・・・ 遊びに来てくださっていたのですね・・・そして今日はコメント入れてくださって!ありがとうございます。うれしいです・・・ こちらこそよろしくお願いしますね・・・ お母さまは13年前に亡くなられたのですね・・ 今回の母の白内障の手術も、随分遅くにね~・・とおしゃる方も多かったです。 元気でいてくるれるのが何よりです・・・ 同じ昭和24年生まれですね・・ ひょんなところから、、、、ご縁ですね。アンティークもお好きとか・・ 又是非遊びに来てください・・ 私もお邪魔しますね。。。
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