ドイツの紅茶事情・・・その2
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以外にも「茶」に対してこだわりのある国であると、前回のブログでご説明したドイツですが、
全体からみると、やはりまだ「コーヒー」と「ビール」の方が一般的なのは否めません。

ところがドイツ北部、オランダとの国境近くのーダーザクセン州の東フリージアを中心とする地域では、例外的に多量の紅茶が飲まれています。
(首位のアイルランドに次ぐ年間2.6kg位の消費量。ドイツ全体では国民1人当たり
250gほど。ちなみに日本人は「緑茶」を含めると約その5倍の消費量)

アンティーク関係で、名前だけはよく聞いたことがある「ハノーバー家」はこの地の
出身で、1714年以降ハノーバー家のジョージ1世~4世までイギリスの歴代国王と
なっていて、北ドイツとイギリスの関係も密接でした。
当然当時の紅茶文化も、この地に定着したのです。

それを証明するかのように、この地には「紅茶博物館」があるのです。

館内は・・・
# by karibu-chai | 2007-07-21 16:43 | 紅茶or紅茶周り | Comments(10)
A.C.PERCH’S THEHANDLE(A.C.パークス)
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「カリブチャイ」の初夏のティーセミナーも終わって、ほっとした先週の金曜日、
アンティーク関係の友人に誘われ、代々木上原にある、
「A.C.PERCH'S THEHANDEL(A.C.パークス)」のショップを訪ねました。

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「A.C.パークス(1835年創設)」は、170年の歴史を誇る北欧最古の紅茶専門店で、その上品な味と香りはデンマーク王室にもこよなく愛され、王室ご用達のブランドとしてロイヤルマークを与えられています。

店内では・・・
# by karibu-chai | 2007-07-18 23:34 | インターバル | Comments(12)
ドイツの紅茶事情・・・その1
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2005年6月丁度2年前、10日間のイギリス滞在のあと、知人を訪ねてドイツの
デュセルドルフに数日滞在しました。
ドイツといえば「ビール」を思い浮かべますが・・・
「お茶」に関してはあまり、縁のない国かと思ったら、とんでもない!
ドイツはヨーロッパでも国際茶取引の重要な中心地となる国だったのです。

(ドイツは輸入した茶に付加価値をつけて、オランダ、フランスなど欧州諸国や
本家本元のイギリスや、アメリカにも再輸出しているのです)

   ***  写真は、デュセルドルフのスーパーの「お茶コーナー」  ***


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←トルコ紅茶専用茶葉もあります








最近のドイツの「茶」を取り巻く傾向は、健康意識の高まりにより、
年々消費は増えていて、お「茶」の中でも紅茶が80%以上を占めていますが、近年特に
「緑茶」の人気が増大しているようです
ハーブやフルーツティーなどフレバリーティも人気がありますが、イギリスと顕著に異なる点は、60%がリーフティーで40%がティーバッグ・・・そして「スーパー」より専門店などの
小売、および食料品店などが、消費の半分を占めているとのことです

さて、話を前回に戻しましょう・・
# by karibu-chai | 2007-07-15 21:21 | 紅茶or紅茶周り | Comments(16)
価値あるティーバッグ
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「Karibu Chai 初夏のティーセミナー」 第3回目は、
「ティーバッグで、もっと手軽にアイスティーを!」というタイトルで、
七夕だった先週土曜日と、今週火曜日(10日) 両日に行われました。

本場イギリスでも、飲まれている紅茶の90%近くが、いやそれ以上 すでに・・・
「ティーバッグ」が使用されています。
この写真のように、世界中ティーバッグは普及し、忙しい現代人にとって、
今やなくてはならないものになっています。

一口にティーバッグと言っても・・・
# by karibu-chai | 2007-07-14 00:11 | 紅茶or紅茶周り | Comments(8)
エルダーフラワーコーディアル
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イギリスでは旬の季節に摘まれたハーブの花や葉を、生の状態でシロップに漬け込んだ
濃縮液(コーディアル)が伝統的な飲み物として愛飲されてきました
この 「エルダーフラワーコーディアル」 もその一つ
ティーセミナーなどでも折に触れ、アイスティーや炭酸水などで希釈し、ご紹介してきましたが、爽やかな喉越しが好評で、是非「カリブチャイ」のショップにも置いて欲しいとの声が多く、
この度ようやくショップで扱うことにいたしました

ハーブやイギリスのお菓子などの研究家でよく知られている「北野佐久子」さん編の
「ハーブの事典」によると・・・・
ヨーロッパ~北アフリカ・アジアまで広く分布するスイカズラ科・ニワトコ属の潅木である
エルダー(Elder)[学名]Sambucus nigra L.は、
イギリスでは生垣・道端によく見られ、
初夏に花をたわわにつけた様子は
田舎の風景の一つに、数えられるほどになっている・・・とか。
花・葉・実・幹・根の全草がそれぞれの薬効に富み、「歯痛から疫病」まで・・・
ありとあらゆる病気に効力を発揮することから、「庶民の薬箱」とまで呼ばれ、
医者にかかれない貧しい人々には 欠かせないハーブであったそうです

     今でもインフルエンザの予防や花粉症の諸症状の緩和などに
     効果があると云われています

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イギリスでは、お菓子作りのエッセンスにも使われることもありますが、蜂蜜や
メープルシロップのように、ヨーグルトにかけたり温かい紅茶に加えたり・・・
応用範囲の広いヘルシーなコーディアルです

皆様も是非お試しください!
                  
              
# by karibu-chai | 2007-07-08 13:54 | ショップの話 | Comments(14)